ジョブサイトナビについて

<運営会社>DOPPO


<編集・管理者>能見独人


<編集・管理者プロフィール>

1967年生まれ。
就職・転職情報サイトや派遣・アルバイト情報サイトなど、求職者支援メディアを中心に約30年間で9社に勤務。企画広報部長や営業部長などを経てフリーランスへ転身。現在はブログサイト運営会社を立ち上げ、「ジョブサイトナビ」をはじめ複数のブログを運営。

本サイトについて

筆者は、就職・転職メディアや人材サービス企業において長年にわたり求職者支援業務に携わってきました。その間、自身でも計8回の転職を経験し、支援する側とされる側の双方の立場から転職の現場を数多く見てきました。

振り返ると、20代・30代の頃は「心機一転、新しい職場で経験を積もう」という軽い気持ちで転職を繰り返していました。しかし40代、さらに50代に入ると状況は一変し、“五里霧中”や“八方塞がり”といった言葉が現実味を帯びて迫ってくるような経験をしました。

この経験から強く実感したのは、ミドル世代以降の転職活動では「他力」にどれだけ頼れるかが決定的に重要であるということです。


自力型転職の限界

20代・30代であれば、自分で求人サイトを検索し、応募先を選び、自己流の面接対策を行う――いわゆる「自己完結型」の転職でも十分に通用します。市場に求人が豊富だからです。

しかし40代・50代になると、求人自体が限られるうえ、企業が求めるスキルや人物像は極めて具体的かつ限定的になります。さらに、多くのミドル向け求人はリファラル採用や転職エージェント経由の非公開求人として出回るため、自己完結型の方法ではそもそも“出会うべき企業”にたどり着けないケースが少なくありません。


他力を活用する重要性

転職活動の初期から、できるだけ多くの情報が耳に入り、選択肢を広げられる環境を整えることが不可欠です。その「情報提供者」となり得るのが転職エージェントや求職支援サイトであり、場合によっては派遣や短期バイト、副業といった非正規雇用の手段が行き詰まりを打開する選択肢になります。

一般的に「40代・50代の転職は、自身のキャリアを棚卸しし、市場価値を分析し、アピールポイントを把握することが大切」と言われます。確かにその通りですが、真摯に準備を重ねても望ましい結果を得られないことが多いのも事実です。これは、ミドル世代の転職市場が本質的に“自力重視”だけでは突破できない構造を持っているからだと痛感しています。


質より数のスタンス

では、閉ざされた市場の中で何をすべきか。答えは明確です。「他力」に最大限頼ること。つまり、できる限り多くの求職支援サイトやサービスを網羅的に利用することです。極論を言えば「質より数で勝負する」姿勢が、出会いの可能性を広げます。

もちろん「40代・50代に強い」とされるエージェントを探して登録するのは有効な手段です。しかし、長年業界で働いてきた立場から言えば、たとえ評判の高いエージェントであっても「そこだけに頼っていれば安心」とは言い切れません。

なぜなら、転職は結局「出会い」の要素が強い活動だからです。特にミドル世代の市場は需要と供給のバランスが偏り、運やタイミングといった不確定要素に左右されやすいため、準備や戦略が必ずしも結果に直結するわけではありません。だからこそ、薄くとも広く複数の窓口を持ち、予期せぬ“出会い”を受け止められる環境を整えることが重要なのです。


本サイトの役割

本サイトは、そのような考えに基づき、**「簡便性」「網羅性」「一覧性」**をモットーに、できるだけ多くの求職者支援サイト情報を整理・掲載しています。

スティーブ・ジョブズの有名な言葉に「将来に先回りして点と点をつなぎあわせることはできない。できるのは過去を振り返ってつなぎあわせることだけだ」というものがあります。本サイトに掲載されている、一見、求職者支援サイト情報の‘’点‘’の集まりにしか見えないものが、何らかの形で読者の未来につながって、点と点が結びつくように実りをもたらすことを心から願っています。